2018年4月19日木曜日

【翻訳】Dominaria Brews / ドミナリア後のスタンダード

個人的な話ですが、現職で最終出社日なので遠慮なくやらせてもらってます。

Ali Aintraziは『勝てるジョニー』でいらっしゃるので、彼の作るデッキは大体いつも興奮するし、こないだ翻訳したバンドLOは組んじゃったし、この人の記事は積極的に紹介したいと思っている。

もちろん、明日蒸発する可能性もある。



原文はこちら

この記事が読まれている頃にはフルスポイラーが出ているだろう。
わかるよね、デッキ構築のお時間だよね!
ドミナリアはノスタルジックな雰囲気満載で、デッキを組みたくなるカードばかりだ。
どこから始めたものか悩ましいが、今回は《リッチの熟達》《ドミナリアの英雄、テフェリー》《テフェリーの誓い》でデッキを考えつつ、ランプも紹介したい。
つまり紹介するデッキは3つだ。

Sun of a Lich — Dominaria Standard |
Ali Aintrazi

Instants (15)
1 Renewed Faith
3 Moment of Craving
3 Settle the Wreckage
4 Fatal Push
4 Vraska's Contempt

Sorceries (9)
1 Battle at the Bridge
1 Dark Bargain
2 Fumigate
2 Mastermind's Acquisition
3 Approach of the Second Sun

Enchantments (7)
1 Cast Out
1 Profane Procession
2 Lich's Mastery
3 Seal Away

Artifacts (3)
1 The Immortal Sun
2 Treasure Map

Lands (26)
4 Plains
5 Swamp
2 Arch of Orazca
2 Forsaken Sanctuary
2 Scavenger Grounds
3 Field of Ruin
4 Concealed Courtyard
4 Isolated Chapel

Sideboard (15)
1 Approach of the Second Sun
1 Doomfall
1 Fumigate
1 Ixalan's Binding
3 Authority of the Consuls
4 Duress
2 Gonti, Lord of Luxury
1 Lost Legacy
1 Profane Procession

《リッチの熟達》はデッキを組みたくてしょうがないし、何がいいかって"あなたはこのゲームに敗北できない"というテキストだよね。
これに"あなたはこのゲームに勝利する"とあわせた白黒だ。
《リッチの熟達》で負けを回避しながら《副陽の接近》を引き込むってわけ。
マナカーブ的にも綺麗でしょ?
《リッチの熟達》が場に出ている状態で《副陽の接近》を唱えれば、《副陽の接近》がライブラリーの上から7枚目に入って、7点回復して、7枚ドローするので《副陽の接近》が手札に戻ってくるんですよ。

《リッチの熟達》の出し時は慣れていくしかない。
墓地に充分なカードがない時に出すと致命傷になるし、ライフが充分(15点以上)ある時にわざわざリッチになる事もない。
あと2ターンで負けないという確信が得られるかどうかがポイントかな。

このデッキでこだわったのはライフゲイン手段の豊富さだ。
リッチになってからはよりすごい効果をもたらしてくれる。

《燻蒸》:全てのクリーチャーを破壊する。カードをX枚引く。Xはあなたがこの効果で破壊したクリーチャーの数である。
《渇望の時》:インスタントでうてる《予言》に除去のおまけつき。
《橋上の戦い》:ほぼ《スフィンクスの啓示》除去つき。
《新たな信仰》:3マナ6ドロー。ちなみに6は忌み数。
《ヴラスカの侮辱》:《天才の片鱗》を使うのはもう古い。
《領事の権限》:相手が生物を出すたびにドロー。いいね!

俺はこれが回答だと思っているが《リッチの熟達》は他の組み方もあるだろう。
どこに行き着くのか楽しみでしょうがない。


《テフェリーの誓い》で楽しくなってきたところに《ドミナリアの英雄テフェリー》がきちゃったらフレンズ組むしかなくない?

Bant Superfriends — Dominaria Standard
Ali Aintrazi

Planeswalkers (13)
1 Ajani Unyielding
1 Karn, Scion of Urza
1 Nissa, Vital Force
2 Dovin Baan
2 Teferi, Hero of Dominaria
3 Gideon of the Trials
3 Nissa, Steward of Elements

Instants (7)
1 Pull from Tomorrow
3 Haze of Pollen
3 Settle the Wreckage

Sorceries (2)
2 Fumigate

Enchantments (6)
2 Cast Out
2 Oath of Teferi
2 Search for Azcanta

Artifacts (6)
1 Mox Amber
2 Thaumatic Compass
3 Heart of Kiran

Lands (26)
1 Island
2 Forest
2 Plains
2 Hinterland Harbor
2 Memorial to Genius
3 Botanical Sanctum
3 Irrigated Farmland
3 Sunpetal Grove
4 Glacial Fortress
4 Scattered Groves

Sideboard (15)
1 Cast Out
3 Negate
2 Forsake the Worldy
1 Urza's Ruinous Blast
1 Shalia, Voice of Plenty
1 Kefnet the Mindful
2 Seal Away
1 Fumigate
1 Commit // Memory
2 Lyra Dawnbringer

圧倒的なアドバンテージ差を見せ付ける時がきた。
やる事は簡単。プレインズウォーカーを出して守る。
守り方はスペルなりプレインズウォーカーなり。
軽めのプレインズウォーカーを出して《燻蒸》か《残骸の漂着》で盤面を綺麗にすればいい。
デッキの全てがプレインズウォーカーを探すか守るためのカードだ。例外は《テフェリーの誓い》で、これは単体で使うと弱いのがリスクである。
《ニッサの誓い》や《ジェイスの誓い》のように出た時の誘発がある誓いサイクルと組み合わせられないのが残念で残念で。
それを踏まえても採用の価値があると考えている。最近のプレインズウォーカーは各能力同士でシナジーを形成している場合が多い。
例えば《自然に仕える者、ニッサ》の1つ目と2つ目の能力はシナジーがある。《ウルザの後継、カーン》も同様に。

他のプレインズウォーカーは《テフェリーの誓い》でより凶暴になる。
ギデオンは2枚のパーマネントをロックするし、ドビン・バーンは自身を守りながらカードを引いてライフゲインがついてくる。《生命の力、ニッサ》は出たターンに奥義、《不撓のアジャニ》で手札を充実させてくれるし、テフェリーは手札を増やした上でそれを使うマナを用意してくれる。

テフェリーはすごくいい。実質3マナで《花粉のもや》を構えられる。
土地2枚アンタップで《アズカンタの探索》《魔学コンパス》を起動できるし、《排斥》や《残骸の漂着》《明日からの引き寄せ》を構えてもいい。

もちろん、このデッキはいくらでもいじれる。
タップアウトしていくスタイルも考えたが、《中略》のようなカウンターを構えるコントロールや《モックス・アンバー》から《カマールのドルイド的誓約》《上古族の栄華な再誕》のような派手なスペルを唱えてもいい。
伝説のソーサリーについてはまだなんとも言えない。《カーンの経時隔離》が手札で腐るのは避けたいし、伝説のソーサリーはアモンケットの神と合わせた方が有効な気がしている。

最後は、《首謀者の収得》ランプ
Mastermind Ramp — Dominaria Standard
Ali Aintrazi

Instants (10)
1 Cast Down
2 Moment of Craving
3 Fatal Push
4 Vraska's Contempt

Sorceries (14)
2 Battle at the Bridge
2 Doomfall
2 Fumigate
2 Mastermind's Acquisition
2 Spring // Mind
4 Hour of Promise

Enchantments (6)
1 Profane Procession
1 Sandwurm Convergence
1 The Mirari Conjecture
3 Gift of Paradise

Artifacts (4)
1 Azor's Gateway
1 Gilded Lotus
1 Thaumatic Compass
1 The Immortal Sun

Lands (26)
1 Plains
2 Forest
2 Swamp
1 Arch of Orazca
1 Cascading Cataracts
1 Fetid Pools
1 Field of Ruin
1 Hashep Oasis
1 Scavenger Grounds
1 Shefet Dunes
2 Concealed Courtyard
2 Desert of the Indomitable
3 Desert of the Glorified
3 Ifnir Deadlands
4 Blooming Marsh

Sideboard (15)
1 Torment of Hailfire
1 Lich's Mastery
2 Approach of the Second Sun
1 Arguel's Blood Fast
1 Precognition Field
3 Duress
1 Hour of Revelation
1 Lost Legacy
2 Naturalize
1 Wildest Dreams
1 Zacama, Primal Calamity

俺が使っているデッキ。
ランプしてから《首謀者の収得》で柔軟に動けるのはすごく楽しい。
メインに新しく加えたのは《ミラーリ予想》《金粉の水蓮》《喪心》くらい。
《スカラベの神》に《熱烈の神ハゾレト》が多用される環境で《喪心》がどれだけ活躍するかは不透明。言うまでもなく、言うまでもないがドミナリアは伝説のクリーチャーが多数収録される。
《喪心》の評価はあくまでもメタゲームが形成されてからの話だろうね。

《ミラーリ予想》は《大群の諜報》のようなもの。
しかし、よりマナコストは軽く、《燻蒸》や《ヴラスカの侮辱》といった重要なカードを再利用させてくれる。最後に《首謀者の収得》から《霰炎の責め苦》でゲーム終わり。《首謀者の収得》のおかげで《リッチの熟達》や《原初の災厄、ザカマ》を持ってきても良い。

《約束の刻》でもっと青いカードを使いたいし、《金粉の水蓮》と《約束の刻》で遊びたい。
伝説のソーサリーを活用したい。《ヨーグモスの不義提案》《カマールのドルイド的誓約》のような特に強力なカードの使い道は模索したい。
《水底のドルイド、タトヨヴァ》の使い道もだし楽しそうなカードがありすぎる!

(後略)

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