2017年1月17日火曜日

【翻訳】Daily Digest: Sweet Submissions Begin!/赤黒ファクトアグロ

今日のデッキは俺が見落としていた組み合わせをTim Hallが発見してくれた。
《貪欲な侵入者》と《街の鍵》だ。
赤黒アグロは元から中心的なデッキではなかったが《密輸人の回転翼機》を失って大損害を被った。しかし、それ故に素晴らしいコンボが発見された。
軽いアーティファクトの組み合わせが5点、7点、9点のダメージを与える。

今回のリストはアーティファクト同士のシナジーを最大限に活用した。
追加の生贄台である《組織の密売人》に、紛争と相性のいい《致命的な一押し》のために黒を採用している。
《屑鉄さらい》と《霊気装置の設計図》を使えば生贄にしたいアーティファクトが盤面に溢れ出す。

Timはサイドボードを用意していないが、これはしょうがない。
まだわからないメタゲームを読めるわけがないのだから。
そこで、俺からサイドボードの候補をいくつか提示する。

最初は《グレムリン解放》、これで赤にまともなファクト対策が出てきた。大体はX=1で唱える事になるだろうが、それで構わない。X=2でキャストできれば最高だ。
二つ目は《カーリ・ゼヴの巧技》で、「お前のものを盗んで、生贄にする」という動きはあまりに有名だろう。

最後に、俺は《発火器具》を入れたいと思う。
自信で墓地に行き、かつドローがつき、サヒーリコンボを止められる。

このアーキタイプは《密輸人の回転翼機》を失ったので誰も警戒しないだろう。
オラオラデッキは初週で結果を出しやすい。
勝てる時に勝っておこうじゃないか。


クリーチャー
2 ボーマットの急使
4 屑鉄さらい
4 屑鉄場のたかり屋
4 貪欲な侵入者
1 枉惑な調達者
4 組織の密売人
3 ギラプールの希望
3 ピア・ナラー

呪文
2 街の鍵
4 霊気装置の設計図
4 致命的な一押し
4 無許可の分解

土地
6 山
7 沼
4 凶兆の廃墟
4 産業の塔

【翻訳】Control Is Back!/コントロールが帰って来た!

これからしばらくはスタンが面白い時期ですね。

私は諸事情によってしばらくスタンは回せませんが、せめて記事を読んで楽しみます。

2017年1月10日火曜日

【翻訳】Emrakul, Copter, Reflector Mage, Grave-Troll, Probe Banned

今回の禁止について、CFBのMatt Sperling氏の見解。

原文はこちら

率直な感想:スタンダード

「なんてこった!」というのはお前らの期待している反応ではないだろうが、まずはこう言わざるを得ない。
スタンダードに変動が起きるのは久しぶりな事で、モダンの発掘とファイレクシアマナはストームと同様にやらかしたアイデアだが、《反射魔道士》とはこれいかに?

個別の話に移ろう。

・約束された終末、エムラクール

これは納得できる――ゲームの終わりがワンパターンだと物事が歪む。
1つの間違いが複合的な問題(《霊気池の脅威》はエムラクールを出すだけではなく、唱えた時の誘発も得られる)をはらむ時、1回きちんと検討しなければならない。

彼らはそこを考えた、そして俺は彼らがエムラクールを追い出す決定をした事について少しも異論はない。
エムラクールがデビューしたプロツアーシドニーで「このトーナメントは楽しかった、しかし今後1~2年も楽しいかはなんとも言えない」と言った記憶がある。
"なんとも言えない"のはエムラクールを使わない低速デッキが登場する事でアグロ、コンボ、コントロールのバランスのとれた環境になる可能性についてだ。
これはやってやれない事はないだろうが、最後には(まさに約束された終末?)13/13を出してターンを奪うのが無難だという事になりそうだ。

《守護フェリダー》と《サヒーリ・ライ》のコンボがスタンダードに登場してからも果たしてバランスは取れるのかね?
その辺も併せて考えてみたい。


・密輸人の回転翼機

これについてはスポイラーの時期に記事を書いている。
2マナで、色拘束がなく、強力なこのカードは《梅澤の十手》に通ずるものがある。

アグロだろうと、ミッドレンジだろうと、手札を整えたくて、かつ2マナで何かできるなら、迷わずこのカードを採用するだろう。
しかも、やたらと対処しにくい。

霊気紛争の《致命的な一押し》で状況は改善されるんだろうか?
これについては「新セットのカウンターはどないやねん?」と考えてみるといい。
R&Dはこれらの問題について予め結論を出してしまった。
《致命的な一押し》は1つの"突破口"になるんじゃないかとは思っていた。コプターより軽いうえにインスタント除去だからね。
でも、このクリプトナイト(スーパーマンの弱点である物質の名前)はスーパーマン(この文脈だとエムラクールの事だと思う)には効くのかね?
イシュカナや青のギアハルク使いはこの除去をどうやって使い倒してやろうか考えているところだろう。


・反射魔道士

「わーお」から「はあ?」になった瞬間である。
《集合した中隊》はもうないんだぜ?
《反射魔道士》は依然として強いが、そこまで問題でもない。
この手のカードをどかすと何が悪さし出すか解らないもんだぜ?

このカードを使われると実際やってらんない。
ファッティはどかされるし(機体はどかされないし、ギアハルクは戻ったら戻ったでまた使えばいいが)、何がバウンスされたのか記憶しなければならない。
したがって、このカードもやっちまったカードだと思う。
消えるのは妥当だし、環境に多様性をもたらす気がする。

このカードは《守護フェリダー》を2ターン止めることができるんだけどね。
はてさて……


新しい双子はどうよ?

これを見た時、俺はパンセオンのメンバーに「双子ではないが、近いものがある」と語ったものだ。
カラデシュの《霊気池の脅威》は「どうしてこのカードを印刷した?」と思ったものだが、霊気紛争でもやりやがった。
エムラクールの禁止は霊気池の脅威コンボを抑制する目的があったのだろうがフェリダー+サヒーリのコンボも「PTやって即禁止」にはならないかね?

俺は、新環境の前から憂鬱にならないように気を付けている。
環境に対するイライラはどうせ後でやってくるんだから。お前たちも始まる前からイライラしない方がいい。
人間なんだから、不安も苛立ちもまた人生。
このコンボを見て腹が立つのは何の問題もない。
だからって環境が始まる前からあーだこーだわめくのはやめようぜ。
本当にヤバいカードだったら今回のように禁止されるんだから。

とはいえ、これからスタンダードのデッキを組み直さないといけない人たちには同情する。
このフォーマットの禁止は珍しい事だし、やっぱり痛い事だから。


モダン

・ギタクシア派の調査

このカードは何にでも入ったし、強すぎた。
1ファイレクシアマナは恐ろしく軽い。
ピーキングは強烈な効果ではない、という事から禁止はないと思う人が多かっただろう。
俺はこの件については色々思うところがある。
様々なデッキで56枚に圧縮する方法を別に考えないといけなくなり、感染使いが大幅に弱体化する。
一方で、このカードを使われて「クソゲー」だとわめいた事はないし、2点払ってるし。
総じて、残してもよかったのかなと思いつつ、禁止もしょうがないかな、とも思う。


・ゴルガリの墓トロール

ドレッジが大幅に弱体化するが、壊滅はしない、これは良い。
モダンでドレッジが定番になり、多くのプレーヤーはサイドボードに対策を積まなければならなくなった。
そういう意味で、親和はさ……


・オパールのモックスはいいの?

親和はトップメタではないし、ランタンもTier1ではない。だから禁止じゃないんだろう。
しかし、サイドでみっちり対策が必要になる発掘と親和、発掘はダメなのに親和は何で許されるんだろうね?

モダンが避けがたい大参事に向かって突っ走っているのは多くのプレーヤーが感じ取っている事だろう。
この環境をに管理しながらプレーヤーのやる気を維持するのは非常に難しい。
俺は彼らの仕事ぶりに文句が言いたいわけじゃないが、このフォーマットの維持がいかに困難で、俺の嫌いなカードであふれているかを申し上げておきたかった。
双子が禁止された結果、他のデッキが4キルするんだよ。
カードプールが広いとどうしてもこうなってしまう。

モダンはモグラ叩きのように禁止リストが作成される、そういうフォーマットだ。
このフォーマットが好きなら、是非今後とも続けてくれ。
反対に、気に食わないからってR&Dを恨むのはやめてやってくれ。彼らはほぼほぼ不可能なな仕事をやらされているのだから。